食品

食品のYouTube409件、公開本数の中央値は195本で登録者1000人未満は44%

こんにちは。売らないメディアパートナーズです。

畑や工場や蔵の様子を動画にしてきたけれど、ほかに食品を扱っているチャンネルはどのくらいの本数を出しているのか。本数を積んだ先に何を見ればいいのか。そう思ったことはないでしょうか。

食品に関するYouTubeチャンネル409件を集計しました。公開本数は中央値で195本、1本あたりの再生数は中央値で1067回です。投稿間隔は406件で中央値1.3日でした。同じ409件で登録者1000人未満は44%、公開本数50本以上の310件では30%です。

公開本数の中央値

195本

n=409

投稿間隔の中央値

1.3日

n=406

登録者1000人未満

44%

n=409

01公開本数の中央値は195本、登録者1000人未満は44%(n=409)

先に結論を書きます。この409件のうち、公開本数を50本以上積んでいたのは310件でした。その310件でも、登録者1000人未満が30%を占めています。数字が離れていたのは、本数を積んだ先のところです。

2026年9月に、食品に関するYouTubeチャンネル409件を集計しました。農家の収穫と出荷、食品工場の製造、水産加工、和菓子や洋菓子やパンの製造、味噌と日本酒の蔵、牧場、特産品の紹介を扱うチャンネルが混ざっています。

公開本数は中央値で195本でした(n=409)。投稿と投稿の間隔は中央値で1.3日です(n=406)。この記事では更新の頻度を投稿間隔(日数)で見ます。ここでいう投稿間隔は、各チャンネルの直近最大20本から計算した平均間隔を、406件ぶん並べた中央値です。

この1.3日という値は、真ん中に来るチャンネルが毎日に近いペースで出していることを示します。自社の更新ペースと並べる時は、まずこの土台を先に置いてください。

全履歴のペースではないので、公開本数と掛け合わせて継続年数を出すことはできません。直近最大20本の平均なので、直近でまとめて出した時期があれば、その分だけ短い値になります。

1本あたりの再生数は中央値で1067回でした(n=409)。こちらも各チャンネルの直近10本の中央値を並べたもので、全公開本数を通した1本あたりではありません。

同じ409件で、登録者1000人未満のチャンネルは44%です。公開本数50本以上に絞った310件では30%でした(n=310)。

この記事では、公開本数・投稿間隔・1本あたり再生数・登録者数の4つを、この順番で並べます。

02調べ方

2026年9月に、YouTubeの検索から食品に関するチャンネルを409件抽出しました。農家の収穫、食品工場の製造、水産加工、和菓子や洋菓子やパンの製造、味噌と日本酒の蔵、牧場、野菜の出荷、特産品の紹介といった切り口で検索しています。

見たのは公開本数・投稿間隔・1本あたり再生数の中央値・登録者数の4つです。あわせて、409件のうちチャンネル名か概要欄のサイトから会社のものと判るチャンネルを数えると22%でした。

この22%は、チャンネル名に「株式会社」「有限会社」「合同会社」「一般社団」などの会社の種類を示す語や、「食品」「製菓」「製麺」「水産」「農園」「牧場」「酒造」「醸造」「味噌」「醤油」「加工」「商店」「本店」「本舗」「ファーム」といった業態を示す語、あるいは「公式」の語が入っているか、概要欄の先頭に置かれたURLのドメインが .jp や .com などで終わるかのどちらかで機械的に付けた判定です。このうち「公式」は会社の種類でも業態でもないので、個人が運営する「◯◯公式」というチャンネル名でも真になります。

サイトが自前のものかどうかまでは見ていません。登記を確かめたものでもないので、個人で運営しているチャンネルもここに入ります。

検索の切り口の性質上、事業者以外が運営するチャンネルも混ざっています。全件が食品の事業者のチャンネルだと確かめたものではありません。

この409件は、検索から辿れて、抽出した時点で更新が続いていたチャンネルだけです。更新が止まったチャンネルは検索から辿れないので拾えておらず、これは業界全体の平均ではありません。

なお、最終投稿からいちばん間が空いていたもので80日ですが、これは観測された最大値で、こちらで日数を決めて切ったものではありません。

「いま出し続けているチャンネルの中での分布」として読んでください。ここから食品業界全体の姿を出すことはできません。

  • 公開本数・1本あたり再生数・登録者はいずれも409件です。投稿間隔だけは406件で、間隔の値が取れなかったチャンネルを除いています。公開本数50本以上という条件で絞った時は310件になります。数字には毎回そのnを添えます
  • 409件を横に並べる時は、平均でなく中央値と四分位を使います。分布が広く、平均だと実態から離れるためです
  • 各チャンネルの投稿間隔は、そのチャンネルの直近最大20本の平均です。再生数も直近10本の中央値で、全公開本数を通した値ではありません。公開本数と投稿間隔を掛け合わせて継続年数を出すことはできません
  • 投稿間隔は下位4分の1を集計していません。この指標だけは帯を持たないので、ほかの指標と帯の広さで比べることはできません
  • 見ているのは公開されている数字だけです。制作にかかった費用や工数はこの調査に入っていないので、この記事では触れません

03実測で分かったこと3つ(公開本数・投稿間隔と再生数・登録者)

1. 公開本数の中央値は195本、真ん中の半分は51本から756本(n=409)

公開本数の分布(n=409)
中央値 195本 51本 下位25% 756本 上位25% 中央値 195本 51本 下位25% 756本 上位25%

帯は真ん中の半分(51本〜756本)が入る範囲、縦線が中央値です。

409件の公開本数は中央値で195本、真ん中の半分が51本から756本の帯に入ります。自社の公開本数は、動画一覧を開けばその場で数えられます。

2. 投稿間隔の中央値は1.3日、1本あたり再生数の中央値は1067回

投稿間隔が空いているチャンネルの件数(n=406)
全体 406件 14日を超える 36件 30日を超える 25件 全体 406件 14日を超える 36件 30日を超える 25件

中央値は1.3日ですが、そこから大きく離れたところにも分布があります。30日を超える件数は14日を超える件数の内側に含まれます。

1本あたり再生数(各チャンネルの直近10本の中央値)の分布(n=409)
中央値 1067回 265回 下位25% 2815回 上位25% 中央値 1067回 265回 下位25% 2815回 上位25%

帯は真ん中の半分(265回〜2815回)が入る範囲、縦線が中央値です。

投稿間隔は中央値で1.3日、間隔が長いほうの4分の1に入る境界が3.9日でした(n=406)。ただしこれは境界の値であって、その先に分布が無いという意味ではありません。

この406件では、間隔の下位4分の1にあたる値を集計していません。中央値と、長いほうの境界と、裾の件数の3つで読んでください。

406件のうち、間隔が14日を超えるものが36件、30日を超えるものが25件ありました。中央値の1.3日から離れたところにも分布がある、という読み方をしてください。

1本あたりの再生数は中央値で1067回、真ん中の半分が265回から2815回の帯に入ります(n=409)。各チャンネルの直近10本の中央値なので、過去にたまたま大きく回った1本があっても、この数字はそこへ引っ張られません。

3. 登録者1000人未満は44%(n=409)。公開本数50本以上に絞った310件では30%(n=310)

登録者1000人未満の割合
全体(n=409) 44% 公開本数50以上(n=310) 30% 全体(n=409) 44% 公開本数50以上(n=310) 30%

下の帯は、公開本数が50本以上という条件で絞った310件での割合です。

409件のうち44%が登録者1000人未満でした。公開本数50本以上に絞った310件では30%です。

同じ310件のうち、1本あたり再生数の中央値が100回未満なのは12%でした。

項目中央値下位25%上位25%
公開本数(n=409)195本51本756本
投稿間隔(n=406)1.3日—3.9日
1本あたり再生数・各チャンネルの中央値(n=409)1067回265回2815回

出典:2026年9月にYouTubeの検索から抽出した、食品に関するチャンネルの実測値。「下位25%」「上位25%」はその位置の境界の値で、その層に入るチャンネルの実績値でも分布の端でもない。投稿間隔は下位25%を集計していないため空欄にしている。母集団は抽出した時点で更新が続いていたチャンネルに限る。

04409件の中央値と並べてから、310件の分かれ方に自社のチャンネルを置く

ここまでの要点

409件の公開本数の中央値は195本、1本あたり再生数の中央値は1067回でした。投稿間隔は406件で中央値1.3日です。同じ409件で登録者1000人未満は44%、公開本数50本以上に絞った310件では30%でした。

ここまでの数字は、そのまま自社のチャンネルと並べられます。並べるのは公開本数・投稿間隔・1本あたり再生数・登録者数の4つです。

公開本数と登録者数は、チャンネルページと動画一覧を開けばそのまま見えます。投稿間隔と1本あたり再生数は、この記事と同じ数え方(直近最大20本の平均と、直近10本の中央値)で出してください。開くだけでは出ない2つなので、先に数え方をそろえます。

並べる前に、投稿間隔についてもう一度置いておきます。この406件は、中央値が1.3日という母集団です。真ん中のチャンネルが毎日に近いペースで出しているので、週に1本というペースをこの1.3日にそのまま重ねると、離れた位置に出ます。

この指標は下位4分の1を持たないので、自社が帯の中に入っているかという見方もできません。投稿間隔については、14日を超えるものが36件、30日を超えるものが25件という裾のほうに自社が入るかどうかを見るほうが扱いやすいです。

先に見るのは前の3つです。本数195本、間隔1.3日、再生数1067回という中央値に対して、自社のチャンネルがどのあたりにいるか。この3つは、それぞれの母集団の真ん中が置かれている位置です。

そのうえで登録者数を置きます。409件では44%が登録者1000人未満、公開本数50本以上という条件で絞った310件では30%でした。

ただし、4つの数字を同時に満たす割合までは集計していません。ここでは並べるだけにします。

原因までは実測の外なので書きません。この409件から言えるのは、公開本数の中央値が195本(n=409)、1本あたり再生数の中央値が1067回(n=409)、登録者1000人未満が44%(n=409)という、指標ごとの並びまでです。中央値は指標ごとに別のチャンネルから出るので、その両方を同時に満たすチャンネルがいるという意味ではありません。

本数と間隔をどこまで出すかは、誰がどう回すかという体制の話に直結します。次の章では、社内で続ける場合と外に出す場合で、それぞれ先に決めておくことを並べます。

05社内でやる場合/外に出す場合に決めておくこと

ここからは実測の話ではなく、運用の話です。社内で回すか外に出すかに関わらず、先に決めておくと後で揉めない項目を並べます。

社内でやる場合に決めておくこと

  • 撮影と編集を、仕込みから出荷までのどの時間に置くか。季節と天候で使える時間が変わるので、枠のほうを先に押さえる
  • 企画を最終的に決める人をひとりに決める。毎回決め直す形だと、投稿と投稿の間隔が空く
  • 工場や厨房へ撮影機材を持ち込める範囲を、衛生管理の決まりと突き合わせて先に決める
  • 原料の産地・仕入れ先・製造ラインのうち、映してよい範囲を決める。取引先の名前が入った資材は映り込みが起きやすい
  • 商品の表示と広告の言い回しを、社内の誰が最終確認するか。撮影の前に決めておく
  • 1本あたりにかける時間の上限を決める。上限が無いと仕上げのほうへ工数が寄って、本数が動かなくなる
  • 追う数字を1つに決める。登録者数か、1本あたり再生数か、商品名や社名の指名検索や通販・問い合わせの数か

外に出す場合に決めておくこと

  • 企画をどちらが決めるか。出来上がった台本の確認だけを受け持つのか、企画の段階から任せるのか
  • チャンネルのアカウントを誰が開設して管理するか。契約が終わった時点で、動画と登録者が自社に残る形になっているか
  • 工場・厨房・畑・蔵で撮影できる日と場所をどう決めるか。仕込みと出荷の動線を止めない形を先に共有しておく
  • 外部の撮影者が工場や厨房へ入る時に、衛生管理の決まりを誰がどの順で確認するか。入室の条件と持ち込める機材の範囲を、撮影日を決める前に社内側で確定させておく
  • 出演者を立てるかどうか。顔を出す形にするかは事業者が決めることで、どちらの形でも作れます
  • 原材料と製法のうち、外に出してよい範囲と伏せる範囲を先に線引きする
  • 商品の味や体調への働きに触れる回の確認を、どこまで委ねるか。表示の決まりに関わるところは、確認する人と順番を先に決めておく
  • 繁忙期に撮影と公開をどう動かすか。収穫期や年末年始で作業量が変わる
  • 更新が止まった時に、誰がどこまで責任を持つか

売らないメディアパートナーズは、ここで並べた外に出す側の受け手です。始める前にこの項目を決めきってから動く進め方をとっているので、発注を決める前の段階で、決め方だけを一緒に整理する相談でも構いません。