歯科医院

歯科医院のYouTube201件、本数の中央値は136本で登録者1000人未満は63%

(初版は2026年9月の抽出ぶんで書き、2026年10月に測り直した値へ数字を差し替えました)

こんにちは。売らないメディアパートナーズです。

自院のYouTubeを続けてきたけれど、ほかの歯科医院はどこまで出しているのか。本数を積んだ先に何を見ればいいのか。そう思ったことはないでしょうか。

歯科医院に関するYouTubeチャンネル201件を集計しました。72%が医院・法人のものと判るチャンネルで、公開本数は中央値で136本、投稿間隔は中央値で3.7日です。同じ201件で登録者1000人未満は63%、公開本数50以上の148件では52%でした。

公開本数の中央値

136本

n=201

投稿間隔の中央値

3.7日

n=198

登録者1000人未満

63%

n=201

01201件の72%は医院・法人のものと判るチャンネル。本数の中央値は136本で、登録者1000人未満は63%(n=201)

先に結論を書きます。この201件のうち、公開本数を50本以上積んでいたのは148件でした。その148件でも、登録者1000人未満が52%を占めています。数字が離れていたのは、本数を積んだ先のところです。

2026年10月に、歯科医院に関するYouTubeチャンネル201件を集計しました。そのうち72%は、チャンネル名か概要欄のサイトから医院・法人のものと判るチャンネルです。公開本数は中央値で136本(n=201)、投稿と投稿の間隔は中央値で3.7日でした(n=198)。

ここでいう投稿間隔は、各チャンネルの直近最大20本から計算した平均間隔を、198件ぶん並べた中央値です。全履歴のペースではないので、公開本数と掛け合わせて継続年数を出すことはできません。

同じ201件で、登録者1000人未満のチャンネルは63%でした。公開本数50本以上のチャンネルだけに絞った148件では、その割合が52%になります。

201件で63%、公開本数50以上の148件で52%。本数を積んだ側の集団では、登録者1000人未満とそれ以外がほぼ半分ずつでした。この記事では、そこへ至るまでの4つの数字を順番に並べます。

同じ大きさの粒が、フレーム全体へ濃さを変えずに一様に散らばっている様子を表した抽象画

02調べ方

2026年9月から2026年10月にかけて、YouTubeの検索から歯科医院に関するチャンネルを201件抽出しました。見たのは公開本数・投稿間隔・1本あたり再生数の中央値・登録者数の4つです。あわせて、201件のうちチャンネル名か概要欄のサイトから医院・法人のものと判るチャンネルを数えると72%でした。

この72%は、チャンネル名に「医療法人」「株式会社」などの法人の種類を示す語や、「歯科」「デンタル」「dental」「クリニック」「医院」といった業態を示す語、あるいは「公式」の語が入っているか、概要欄の先頭に置かれたURLのドメインが .jp や .com などで終わるかのどちらかで機械的に付けた判定です。このうち「公式」は法人の種類でも業態でもないので、個人が運営する「◯◯公式」というチャンネル名でも真になります。登記を確かめたものではないので、個人で運営しているチャンネルもここに入ります。

この201件は、検索から辿れて、抽出した時点で更新が続いていたチャンネルだけです。更新が止まったチャンネルは検索から辿れないので拾えておらず、これは業界全体の平均ではありません。なお、最終投稿からいちばん間が空いていたもので90日ですが、これは観測された最大値で、こちらで日数を決めて切ったものではありません。

「いま出し続けているチャンネルの中での分布」として読んでください。ここから歯科医院全体の姿を出すことはできません。

  • 母数は指標ごとに違います。公開本数・再生数・登録者は201件、投稿間隔は間隔を計算できた198件です。数字には毎回そのnを添えます
  • 201件を横に並べる時は、平均でなく中央値と四分位を使います。分布が広く、平均だと実態から離れるためです
  • 各チャンネルの投稿間隔は、そのチャンネルの直近最大20本の平均です。再生数も直近10本の中央値で、全公開本数を通した値ではありません。公開本数と投稿間隔を掛け合わせて継続年数を出すことはできません
  • 見ているのは公開されている数字だけです。制作にかかった費用や工数はこの調査に入っていないので、この記事では触れません

03実測で分かったこと3つ(医院・法人と判る割合と公開本数・投稿間隔と再生数・登録者)

1. 72%が医院・法人のものと判るチャンネル。公開本数の中央値は136本、真ん中の半分は46本から407本(n=201)

201件のうち72%は、チャンネル名か概要欄のサイトから医院・法人のものと判るチャンネルでした。

公開本数は中央値で136本、真ん中の半分が46本から407本の帯に入ります。自院がどこに入るかは、チャンネルの動画一覧を開けばその場で確かめられます。

公開本数の分布(n=201)
中央値 136本 46本 下位25% 407本 上位25% 中央値 136本 46本 下位25% 407本 上位25%

帯は真ん中の半分(46本〜407本)が入る範囲、縦線が中央値です。

2. 投稿間隔の中央値は3.7日、1本あたり再生数の中央値は873回

投稿間隔は中央値で3.7日、間隔が長いほうの4分の1に入る境界が7.4日でした(n=198)。ただしこれは境界の値であって、その先に分布が無いという意味ではありません。

間隔を計算できた198件のうち、間隔が14日を超えるものが26件、30日を超えるものが14件ありました。いちばん長いもので242.7日でした。この種の最大値は公開本数の少ないチャンネルから出やすく、平均のもとになる間隔の数そのものが少ないので、多くの間隔を平均した数字として読まないでください。

投稿間隔が空いているチャンネルの件数(n=198)
全体 198件 14日を超える 26件 30日を超える 14件 全体 198件 14日を超える 26件 30日を超える 14件

中央値は3.7日ですが、そこから大きく離れたところにも分布があります。30日を超える件数は14日を超える件数の内側に含まれます。

1本あたりの再生数は中央値で873回、真ん中の半分が207回から1364回の帯に入ります(n=201)。各チャンネルの直近10本の中央値なので、過去にたまたま大きく回った1本があっても、この数字はそこへ引っ張られません。

1本あたり再生数(各チャンネルの直近10本の中央値)の分布(n=201)
中央値 873回 207回 下位25% 1364回 上位25% 中央値 873回 207回 下位25% 1364回 上位25%

帯は真ん中の半分(207回〜1364回)が入る範囲、縦線が中央値です。

3. 登録者1000人未満は63%(n=201)。本数50以上に絞った148件では52%(n=148)

201件のうち63%が登録者1000人未満でした。公開本数50本以上に絞った148件では52%です。

同じ148件のうち、1本あたり再生数の中央値が100回未満なのは9%でした。

登録者1000人未満の割合
全体(n=201) 63% 公開本数50以上(n=148) 52% 全体(n=201) 63% 公開本数50以上(n=148) 52%

下の帯は、公開本数が50本以上という条件で絞った148件での割合です。

項目中央値下位25%上位25%
公開本数(n=201)136本46本407本
投稿間隔(n=198)3.7日—7.4日
1本あたり再生数・各チャンネルの中央値(n=201)873回207回1364回

出典:2026年9月から2026年10月にかけてYouTubeの検索から抽出した、歯科医院に関するチャンネルの実測値。「下位25%」「上位25%」はその位置の境界の値で、その層に入るチャンネルの実績値でも分布の端でもない。母集団は抽出した時点で更新が続いていたチャンネルに限る。

粒子の帯が水平の線で上下に分かれ、上が明るく下が暗く見える様子を表した抽象画

04積み上げの3つと並べてから、148件の分かれ方に自院を置く

ここまでの要点

201件の72%が医院・法人のものと判るチャンネルで、公開本数の中央値は136本、投稿間隔の中央値は3.7日、1本あたり再生数の中央値は873回でした。同じ201件で登録者1000人未満は63%、公開本数50以上に絞った148件では52%です。

ここまでの数字は、そのまま自院のチャンネルと並べられます。並べるのは公開本数・投稿間隔・1本あたり再生数・登録者数の4つです。公開本数と登録者数は、チャンネルページと動画一覧を開けばそのまま見えます。投稿間隔と1本あたり再生数は、この記事と同じ数え方(直近最大20本の平均と、直近10本の中央値)で出してください。

先に見るのは前の3つです。本数136本、間隔3.7日、再生数873回という中央値に対して、自院がどのあたりにいるか。この3つは、本数と再生数は201件、間隔は198件の真ん中が置かれている位置です。

そのうえで登録者数を置きます。201件では63%が1000人未満、公開本数50本以上という条件で絞った148件では52%でした。その148件では、線の上と下がほぼ半分ずつに分かれている形です。

ただし、4つの数字を同時に満たす割合までは集計していません。ここでは並べるだけにします。

原因までは実測の外なので書きません。この201件から言えるのは、公開本数の中央値が136本(n=201)、投稿間隔の中央値が3.7日(n=198)、登録者1000人未満が63%(n=201)という、指標ごとの並びまでです。中央値は指標ごとに別のチャンネルから出るので、その両方を同時に満たすチャンネルがいるという意味ではありません。

この並びを前提にすると、次に決めるのは本数の目標ではなく、それを誰がどう回すかの体制になります。次の章では、社内で続ける場合と外に出す場合で、それぞれ先に決めておくことを並べます。

等間隔に並んだ点の面の中で、一列だけが明るく手前へ浮かび上がっている様子を表した抽象画

05社内でやる場合/外に出す場合に決めておくこと

ここからは実測の話ではなく、運用の話です。社内で回すか外に出すかに関わらず、先に決めておくと後で揉めない項目を並べます。

社内でやる場合に決めておくこと

  • 撮影と編集を診療のどの時間に置くか。予約の入り方で使える時間が変わるので、枠のほうを先に押さえる
  • 企画を最終的に決める人をひとりに決める。院内で毎回決め直す形だと、投稿と投稿の間隔が空く
  • 公開前の確認を誰が最終的に行うか。診療の内容に触れる回は、確認する人と順番を先に決めておく
  • 1本あたりにかける時間の上限を決める。上限が無いと仕上げのほうへ工数が寄って、本数が動かなくなる
  • 追う数字を1つに決める。登録者数か、1本あたり再生数か、医院名の指名検索や予約の問い合わせか

外に出す場合に決めておくこと

  • 企画をどちらが決めるか。出来上がった台本の確認だけを受け持つのか、企画の段階から任せるのか
  • チャンネルのアカウントを誰の名義で持つか。契約が終わった時点で、動画と登録者が自院に残る形になっているか
  • 院内で撮影できる日と場所をどう決めるか。患者さんが映り込まない導線を先に共有しておく
  • 出演者を立てるかどうか。顔を出す形にするかは事業者が決めることで、どちらの形でも作れます
  • 公開前の確認をどこまで委ねるか。診療の説明を含む回の扱いを、始める前に決めておく
  • 更新が止まった時に、誰がどこまで責任を持つか

売らないメディアパートナーズは、ここで並べた外に出す側の受け手です。始める前にこの項目を決めきってから動く進め方をとっているので、発注を決める前の段階で、決め方だけを一緒に整理する相談でも構いません。