不動産
不動産のYouTube、385件の本数・投稿間隔・再生数を集計して分かったこと
こんにちは。売らないメディアパートナーズです。
自社のYouTubeを続けてきたけれど、この本数とこのペースで合っているのか。ほかの不動産会社はどれくらい出しているのか。そう思ったことはないでしょうか。
不動産に関するYouTubeチャンネル385件を集計しました。公開本数は中央値で131本、投稿間隔は中央値で3.3日です。量と頻度は、多くのチャンネルがすでに満たしています。それでも登録者1000人未満は69%でした。
公開本数の中央値
131本
n=385
投稿間隔の中央値
3.3日
n=383
登録者1000人未満
69%
n=385
01本数と頻度は揃っている。それでも登録者1000人未満が69%(n=385)
先に結論を書きます。この385件の中では、公開本数と投稿間隔はもう差のつきにくい指標になっていました。次にどこへ手を入れるかを決める材料としては、この2つはほとんど働きません。
2026年9月に、不動産に関するYouTubeチャンネル385件を集計しました。1チャンネルあたりの公開本数は中央値で131本、投稿と投稿の間隔は中央値で3.3日です。
ここでいう投稿間隔は、各チャンネルの直近最大20本から計算した平均間隔を、383件ぶん並べた中央値です。全履歴のペースではないので、公開本数と掛け合わせて継続年数を出すことはできません。
同じ385件で、登録者1000人未満のチャンネルは69%でした。公開本数50本以上のチャンネルだけに絞った291件でも、その割合は62%です。
本数を積み上げた集団に絞り込んでも、割合は69%から62%までしか動きません。量が足りないから登録者が増えない、という見立てでは、この分布は説明しきれません。
02実測で分かったこと3つ(本数・投稿間隔・登録者)
1. 公開本数の中央値は131本。上位4分の1は345本以上(n=385)
真ん中の半分が、54本から345本の帯に入ります。自社がどこに入るかは、チャンネルの動画一覧を開けばその場で確かめられます。
帯は真ん中の半分(54本〜345本)が入る範囲、縦線が中央値です。
2. 投稿間隔の中央値は3.3日。上位4分の1の境界は8.5日で、その先にも分布がある(n=383)
中央値は3.3日、間隔が長いほうの4分の1に入る境界が8.5日です。ただしこれは境界であって上限ではありません。
同じ383件のうち、間隔が14日を超えるものが63件、30日を超えるものが37件ありました。いちばん長いもので2269日ですが、これは公開本数の少ないチャンネルから出た値です。間隔の数そのものが少ないので、多くの間隔を平均した数字ではありません。
中央値は3.3日ですが、そこから大きく離れたところにも分布があります。30日を超える件数は14日を超える件数の内側に含まれます。
3. 登録者1000人未満は69%(n=385)。本数50以上に絞っても62%(n=291)
385件のうち69%が登録者1000人未満でした。公開本数50以上に絞った291件でも62%です。
同じ291件のうち、1本あたりの再生数の中央値が100回未満なのは16%でした。
本数を積み上げた集団に絞り込んでも、割合は69%から62%までしか動きません。
| 項目 | 中央値 | 下位25% | 上位25% |
|---|---|---|---|
| 公開本数(n=385) | 131本 | 54本 | 345本 |
| 投稿間隔(n=383) | 3.3日 | — | 8.5日 |
| 1本あたり再生数・各チャンネルの中央値(n=385) | 493回 | 179回 | 1316回 |
出典:2026年9月にYouTubeの検索から抽出した、不動産に関するチャンネルの実測値。「上位25%」は境界の値であって上限ではない。測り方は記事末尾に書いています。
03本数を動かす前に、3つの数字と自社を並べてみる
ここまでの要点
本数と投稿間隔は、385件の中ではすでに差がつきにくい指標になっています。量を積み上げた集団に絞り込んでも、登録者1000人未満の割合は69%から62%までしか動きません。
ここまでの数字は、そのまま自社のチャンネルと並べられます。並べるのは公開本数・投稿間隔・登録者数の3つです。
本数が131本より多く、間隔が3.3日より短く、それでも登録者が1000人に届いていない。その時の手がかりは、登録者1000人未満が69%、本数50以上に絞った291件でも62%という2つの割合です。
3つの条件を同時に満たす割合は集計していないので、ここでは並べるだけにします。
原因までは実測の外なので書きません。ただ、次にどこへ手を入れるかを決める時に、本数と投稿間隔はもう判断材料にならない、というところまでは385件の分布から言えます。
次の章では、社内で続ける場合と外に出す場合で、それぞれ先に決めておくことを並べます。
04社内でやる場合/外に出す場合に決めておくこと
ここからは実測の話ではなく、運用の話です。社内で回すか外に出すかに関わらず、先に決めておくと後で揉めない項目を並べます。
社内でやる場合に決めておくこと
- 企画を最終的に決める人を1人にする。毎回の会議で決め直す形だと、中央値3.3日という間隔には乗らない
- 止まった時に再開させる役を、作る人とは別に置く
- 1本にかける時間の上限を先に決める。上限が無いと、質を上げる方向に工数が増えて本数のほうが落ちる
- 見る数字を1つに決める。登録者を見るのか、社名の指名検索や問い合わせを見るのかで、作る動画が変わる
外に出す場合に決めておくこと
- 企画の決定権をどちらが持つか。台本の確認だけを頼むのか、企画から任せるのか
- チャンネルのアカウントを誰の名義で持つか。契約が終わった後に、何が自社に残るか
- 出演者を立てるかどうか。顔を出す形にするかは事業者が決めることで、どちらの形でも作れます
- 更新が止まった時に、誰がどこまで責任を持つか
売らないメディアパートナーズは、外に出す場合の受け手にあたります。上の項目を先に決めきってから始める進め方をとっているので、発注するかどうかを決める前に、決め方だけを相談してもらう形でも構いません。
この記事の数字について
2026年9月にYouTubeの検索から抽出した、不動産に関するチャンネル385件。法人名義のチャンネルが、そのうちの62%を占めます。見たのは公開本数・投稿間隔・再生数の中央値・登録者数の4つ。
この385件は、検索から辿れて、抽出した時点で更新が続いていたチャンネルだけです。更新が止まったチャンネルは検索から辿れないので拾えておらず、これは業界全体の平均ではありません。
「いま出し続けているチャンネルの中での分布」として読んでください。最終投稿からいちばん間が空いていたもので87日ですが、これは観測された最大値で、こちらで日数を決めて切ったものではありません。
- 母数は指標ごとに違います。公開本数・再生数・登録者は385件、投稿間隔は間隔を計算できた383件です。数字には毎回そのnを添えます
- 385件を横に並べる時は、平均でなく中央値と四分位を使います。分布が広く、平均だと実態から離れるためです
- 各チャンネルの投稿間隔は、そのチャンネルの直近最大20本の平均です。再生数も直近10本の中央値で、全公開本数を通した値ではありません